死刑執行が取り下げになる事もある?刑罰に対する【恩赦】って何?

本日、元暴力団幹部ら2人の死刑執行がありニュースサイトなどで話題となっています。
その中でも刑罰に対する恩赦という言葉が記事に対するコメント欄で見られました。
ニュースがよりわかりやすくなるように今回はこの恩赦という言葉を掘り下げてみたいと思います。
調べてみたらどうやら恩赦という風習が刑罰を軽くしてしまうことについて問題視されているようです。
気になるというあなたのために、わかったことをご紹介いたしますね。
2018年12月27日・元暴力団幹部ら2人の死刑執行
法務省は27日、1988年に投資顧問会社社長ら2人を殺害し、強盗殺人などの罪に問われた元暴力団幹部岡本(旧姓河村)啓三死刑囚(60)と元投資顧問業末森博也死刑囚
(67)=いずれも大阪拘置所=の刑を同日午前に執行したと発表した。山下貴司法相が就任後、初めて命令した。関係者によると岡本死刑囚は再審請求中だった。
2018年12月27日に死刑囚2人が死刑執行となりましたね。
山下貴司法相就任後初めてということでしたが、きっと難しい決断だったんだと思います。
私個人的にはこんな重要な判決は下すのはストレスがかかりすぎてできないので、山下法相は決断しただけでもすごいことだとおもいます。
ただ懸念されることといえば、そのうち一人は再審請求中だったのでそこまで急ぐ必要があったかはなんとも言えないところですよね。
恩赦の読み方とどのような効果があるんですか?
私は恩赦ってみても難しい言葉で、読み方すらわかりませんでしたがあなたはわかりますか?
ちょっと難しいと思うので調べてみましたよ。
恩赦(おんしゃ、英語: Pardon)とは、行政権(又は議会)により国家の刑罰権の全部又は一部を消滅若しくは軽減させる制度のことを言う。赦免復権とも。
その権限が行政機関に帰属する例が多いが、フランスなどのように議会(立法機関)に一般的な恩赦の権能を与え、行政機関に個別的な恩赦の権能を与える仕組みになっていることもある。現在、共和制・君主制、大統領制・議院内閣制の政体の差に関係なく、多くの国家で行われている[1][2][3][4]。
引用:wikipedia
法律ってやっぱり難しいですよね。
簡単に言うと刑罰に対して天皇の即位など政治的行事が介入し、減刑処置となるケースが有るということ。
三権分立の例外となるほどに、大きな影響力のある制度です。
といってもやっぱり難しいですよね。
私はどんな場合においても刑罰は軽くなる可能性があるということだと解釈しましたね。
死刑執行が取りやめになることがあるって本当?
恩赦によって死刑囚の死刑執行がなしになってしまう可能性もあるそうです。
そのために来年の天皇即位前に今年は死刑執行を急いでいるという考察が多く見られました。
2人の死刑執行、山下法務大臣ナイスだよ。来年に天皇即位の恩赦っていう犯罪者を助けるバカげた風習がある。死刑囚には適用無いと思うが安倍ちゃんはネジがズレてるから、もしもを考えて駆け込み死刑のペースあげないと、とりあえずグッジョブだよ。 #死刑 #山下法務大臣 #ニュース #真実 #恩赦(笑)
— 皇帝 (@Ultimate_baby_) 2018年12月27日
しかしその中で、判決が覆るかもしれない一部の人までも急遽死刑となってしまうケースが懸念されています。
無実だったとしたらこれは大変になりますもんね。
来年以降に持ち越せば今上天皇の退位により恩赦の可能性が出てくるので、平成のうち≒今年中にオウム事件の死刑囚の死刑執行を行いたいというのは国民感情に照らして理解できないでもない。しかし、死刑判決が覆るかもしれない井上嘉浩氏まで慌てて一緒に死刑執行するというのはどうなのか?。
— ピゾナ (@pizonat) 2018年12月25日
これは事件の解明によっては物議を醸しそうですね。
私は死刑執行をもう少し待っていてもいいような気がしますが、やはりそういうわけにも行かないんでしょうね。
まとめ
- 恩赦はおんしゃとよみ、天皇の即位などの政治的行事の際に囚人の刑罰が軽くなること
おんしゃって読むんですね。
- 死刑執行が取り下げになることもあるの?
天皇の即位などにより死刑執行が取り下げられる可能性は十分にあるということでした。
- 死刑判断を急ぎすぎた?
これは確かに急いでいる感があると考えられますね。私としてはもう少し調査してからでもいいように思いました。
「恩赦で犯人が減刑なんてされたら被害者が可愛そうだ」「死刑判決が出たなら即死刑執行すべき」という意見が多くありましたが、恩赦を気にして死刑を急ぐあまりに刑罰の妥当性を考えなくなってしまうかもしれないなんて、少し怖いですね。