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教授も御用達の日本画用具店【喜屋】の品揃えに大満足

2018/11/30
 
陳列棚
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私の在学していた大学は裏に山があり周辺が田んぼで囲まれているような辺境にあったため、近くにほとんどお店がなく画材を探すのも一苦労でした。ある日、東京に行く機会があったためココぞとばかりに東京の芸大出身の教授におすすめの画材屋を聞いたところ、紹介してもらったのが「喜屋」さんです。

今回は東京随一の日本画材専門店「喜屋」の魅力に迫ります。

 

内装でテンションが上がる

 

東京上野駅からすぐにある不忍池(しのばずいけ)の蓮を見ながら迷子になっていた私。

何度もケータイで地図を確認してようやくお店にたどり着きました。(思ったより小さい…。)

わりと目立たない路地にひっそりと佇んでおり、一見居酒屋と間違えてしまいそうな雰囲気です。実際、私は一回通り過ぎて二周目で気づきました(笑)看板の書体がちょっと読みづらいよ。

しかし、ひとたび中に入ればあなたの期待を裏切りません。所狭しと並ぶ筆!刷毛!岩絵の具!

ハリーポッターで出てきた道具屋みたいなゴチャゴチャ感。情報量の多さに興奮します。

事務用品の棚みたいな無数の小さい引き出しの中に、ギッシリ絵の具や箔がしまってありました。

地方の画材屋さんの倍くらいの密度でしたから、さすが東京と言わざるを得ません。ついつい棚一つ一つをじっくり鑑賞するように眺めてしまっていました。

 

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受け継がれし岩絵の具が大特価

 

安く岩絵の具を買いたかったのと鉱石を入手したかった私は店主さんに尋ねることに。

話を聞くと先祖代々お店で岩絵の具作りをされていたそうで、案内されて上階へ行くと確かに鉱石を砕く機材らしきものが置いてありました。ちょうど孔雀石を砕いて岩絵の具にするところだった様子。

状態のいい石は見本としておいてあったんですが、トルコ石がつるつるできれいだったのを覚えています。あまり水色に興味はなかったんですがその輝きを見てちょっと多めにトルコ石を買っちゃいました。

鉱石は小石くらいのサイズで量り売りでしたね。買った際に家へ発送するか聞かれましたが、送料がもったいなかったためリュックに入れて自力で持って帰りました。全部で3キロくらいは買ったので結構な重さ(汗)

また安売りしている岩絵の具もあり、最大20%引き程度お得になっていました。もとが高いから助かる〜。お店で岩絵の具作りを行っているからこそ、不出来だったり作り過ぎて余ったものはよく売りに出されるんですね。

喜屋さんはツイッターもやっており、セール情報を逐一発信されていますので安売りのチャンスにはぜひ行ってみましょう。

 

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お土産に書道具も

 

お会計でレジへ行った際、ガラスのショーケースに墨や硯などの書道具を発見。

「そっか日本画だから墨とかも置いてるんだ」と帰り際にまた見入ってしまう私。墨使って絵を描いたことないくせに。

一丁前に道具は揃えたくなるんですよね。

結局30分程悩んで摺って使うタイプの固形墨とちょっと変わった形の硯を購入。あんまり悩んでたからお店の人に声かけられました。「良い硯を使えばキメの細かい良い墨ができる」みたいなアドバイスを受けて買ったような記憶があります。

帰って摺ってみたら、うん、確かにいい色だった!淡い感じの濃灰で、うまくのせられちゃったかとちょっと疑ってて申し訳ない。お店の方は親身になって教えてくれたんだなあ。

 

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まとめ

 

ということで、たっぷり画材を買い込んで充実の時間を過ごせた喜屋さんでした。

田舎者の私にとって東京まで行って買いに行くのはなかなかハードルが高かったですが、それに見合うだけの品揃えだったと思います。

画学生さんが行けばきっとお目当ての物以外にも目を引かれるアイテムに出会えることでしょう。羽箒とか、そこまで必要性がなくてもインテリアに良さそうってのもたくさんありますからね。ただ、私のようにお金の使いすぎで後々苦しくならないように気をつけてね!

 

 

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