ナンが甘い理由はなぜ?インドカレー屋の謎!原因はネパール人?

先日インドカレー屋に行く機会があったのですが、ナンのバリエーションに甘い味が多かったためちょっと気になりました。
ナンが甘いのはインドカレー特有の理由があるのでしょうか?調味料も何を使っているのか?
というわけでさっそく、ナンが甘い理由はなぜなのか調査してみました。
謎の原因はネパール人にあった?
目次
ナン(インドカレー)とは
インドカレー屋に行ったことがある人なら一度は見たことがあるでしょう。
ナンの画像がこちら。
ナン…だと…!? pic.twitter.com/o7dbP77B1L
— ぶんぶん (@bun_______bun) 2019年5月5日
ナン(英語では naan もしくは nan)です。
語源はペルシア語で焼菓子を意味します。
ナンの歴史は古く、7000〜8000年前にも作られており世界で最初のパンではないかと言われていますね。
原材料は小麦粉、塩、水、酵母でかなりシンプルなため、アレンジの幅が広く、牛乳や卵、スパイスなども加えられるケースがあります。
形状は楕円や三角形に伸ばされることが多く、専用の窯(タンドゥール)の内側に貼り付けて焼き上げます。
すぐ出来上がるため たいていのインドカレー屋では焼きたてカリカリのナンが食べられます!
ナンおかわり自由のところが多いので満足感がすごいんですよね。
ナンの味が甘い理由はナンなの?
ナンの味が甘い理由は、基本的には単にそのナンが甘味料を多く使用したナンだからでしょう。
ナンに使用される甘味料は砂糖、はちみつ、ヨーグルトなどさまざまです。
甘味料を使わずに甘くないナンはプレーンなどと表記しているところが多いですね。
普通のナンもなんか甘いんだけどという人は、そのナンが焼き立てだからではないでしょうか。
温かいと甘さが強く感じられますので、焼き立てで出てくるナンは自然と甘さが引き立っているのだと思います。
もしくはインドの食用に用いられるバターオイル「ギー(英語:Ghee)」が使用されているケースもあります。ギーの甘い香りによって、味が甘く感じられる可能性も考えられますね。
なぜナンを甘くしたのか
なぜナンを甘くしているのかというと、それは甘さによってカレーの辛さを中和するためです。
インドカレーの付け合せの飲み物ではラッシーが有名ですよね。
ラッシーは乳製品の甘みでカレーの辛さを打ち消す役割があります。
カレーと一緒に食べるナンも甘くすることでさらに食べやすくする効果がアップするのです。
ナンが甘い理由はネパール人が原因?
ナンが甘い理由は、インドの辛いカレーを日本人が食べやすいようにという理由があるわけですが、これだけ甘いナンが日本に普及した原因はネパール人の功績が大きいと言えます。
ネパール人はインド人よりも人件費が安いため、インドカレー屋で雇われているのはネパール人が多く、雇われの身から独立したネパール人がインドカレー屋を開業します。
インド人は慣れ親しんだカレーとナンの様式があるため、あまり日本人に合わせたカレーを作らないのですが、ネパール人の場合はインドカレーに固定概念がないため日本人の好みに合わせた味を生み出しやすいのです。
そのため、ネパール人達によってナンの甘い味が次々と考え出され、多くの日本人に受け入れられていったのです。
甘いナンのラインナップが豊富に
インドカレー屋で出されている甘いナンのラインナップがこちら。
- ハニーチーズナン
- チョコレートナン
- あんこナン
- フルーツナン
もはやパフェのようなバリエーションですね(笑)
甘いナンのおかげで日本人の特に女性や子供に人気が出て、家族でインドカレー屋に行くという人が増えているようです。
甘いデザートとしてのナンはネパール料理店でも出されることがあるようで、日本人向けのアレンジはネパール人の手によるものが多いことが感じられますね。
今宵のデザートは、小岩サンサールの隠れた絶品メニューである「カシミリナン」。
ウルミラさん渾身のレシピで作られた、甘いデザートナンです。
これは美味しい!ダルバートで満腹になっても、甘いナンはスルスルと食べられてしまいます♪#小岩 #サンサール #ネパール料理 pic.twitter.com/jODubgijfO— 正露丸(実は造形好き) (@seirogan_junkie) 2019年5月5日
甘いナンに対して世間の反応は?
インドカレー屋の甘いナンに対する世間の反応をみてみましょう。
近所のネパールカレー屋さん、レンズ豆カレーが美味しいから好き。野菜カレーが汁気少なめで好感度高い。木の実入りの甘いナンが美味しい、蜂蜜のじんわりした甘さが素朴でいい。でもベースは北インド料理だ、こってりクリームと油脂でもたれる…
— トミーチェ (@tomy_che) 2019年5月6日
わかる日本以外でナン食べると全然甘くないしこれが本来の感じなんだろうなとは思うけど私は日本のあの甘いナンが大好き…………………….
— 歩くポメラニアン (@Buuchio) 2019年5月6日
ちょー甘口を注文したけどネパール人は快く作ってくれたよ💕
ナンとラッシーが甘いから益々食べやすい♫
ゆめタウン近くのお店オススメ(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ pic.twitter.com/8TVv0XJazu— ゆーたん@アイカツ♡プリチャン♪♪ (@yutan_miru) 2019年5月4日
やはり甘いナンが好きという日本人が多いようですね。
甘いものと辛いものを交互に食べるのが適度に刺激的で病みつきになっちゃうんですよね。
まとめ
ナンが甘い理由は、日本人向けにはちみつなどを入れて辛いカレーを食べやすくするため。
なぜ甘いナンが普及したのかというと、インドカレーに固定概念のないネパール人の作ったカレー屋が多いから。
最近、私の地元にもインドカレー屋がどんどん増えていっている感じがします。
日本の家庭のカレーがインドのカレーとは別物というのは周知のことかと思いますが、日本のインドカレー屋のカレーも日本人に合わせて改良されていたんですね。
そうなると日本のインドカレーをなんと呼んでいいかわからなくなってきますね(笑)
ネパール人考案だからネパールカレーかな?