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こだわりの和紙が見つかる紙屋【紙舗直】はまさに紙のアトリエ

 
紙戸
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学生時代、和紙に焦点を当てて作品作りを行おうと考えていた私は、ある日教授から「紙舗直(しほなお)」という和紙屋さんを教えてもらいました。また東京のお店です。就活も近く東京に用事がある時期だったので、ちょうどいいなと思い寄ってみることにしました。

行ってきた感想としては「むせ返るほどの和紙空間」です。

今回は異色の和紙店「紙舗直」をご紹介してまいります。

 

お店が紙でできている?

 

巣鴨であつあつの揚げ饅頭を食べた後、千石駅で降りて、大きな道なりに歩いているとお店の看板を発見しました。日の丸のような「直」のデザインが印象的。

お店に入ると技術の実習室にある万力みたいな機械がお出迎えしてくれます。おそらく紙のプレス機ですね。一見雑貨店かと思う雰囲気の店内ですが、紙の在庫はものすごい量です。

奥の方に行くとさらにすごくて、棚という棚に和紙が重ねられていて地層のように見えます。階段にもはがきサイズの紙を並べるという徹底具合。隙がないですね。紙は漉いていますが、なんて。

カーテンも和紙製で透き通っているため、そこからやわらかい光が射してとても味があります。ん?よく見ると壁紙も手作りの紙でできているよう。いやそれどころか天井にも和紙が張り巡らされていました!まるで紙の家。店長さんはかなりの和紙マニアですね。

 

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和紙業界のファッションリーダー

 

紙屋さんといっても白い紙だけを扱っているわけではありません。

紙舗直では漉いた紙を染料で染めたものも売っています。そのカラーバリエーションはさながらユニクロ。自然界の花や土の色で染めているので落ち着いた色合いですが、複雑に絡んだ繊維に沿って様々な模様を描いていますのでひとつとして同じ柄はなく個性的です。

和紙と和紙の間には付箋のような薄い紙が挟んであって、それぞれが取り出しやすくなっています。なんだか並び方もあいまって本当に服屋のようなディスプレイでした。

和紙業界のオシャレを牽引している感じのお店ですね。

で、あんまりキレイに染まっているものだから、買う予定もなかったのに染め紙を何枚か購入しちゃいました。

 

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私の本命の和紙は

 

さて、染め紙に気を取られてしまっていましたが、そもそも私が探しに来たのは「直接絵を描く」のに良さそうで「繊維感」が強い和紙です。パネルに張らずともコシがあって、縁のいい感じの和紙。切り揃えられている和紙もいいんですが、漉いて乾燥させたままの縁に繊維が出ている紙が良いんですよね。

白い和紙は一階にたくさん置いてあり、ロールで売られているものからサイズ分けされているものと様々あります。しばらく探すとありました!周りに繊維が出ていかにも和紙って感じの和紙。何十枚も買いたいところでしたが和紙はそこまで安くないので、A3くらいのサイズのものを十枚ほど購入しました。

また薄手のガーゼのような和紙もあったので、これはちぎってマチエールを出すのに使えると思い、一緒にレジへ。いろんなタイプの和紙に会えるのも紙舗直ならではですね。選び甲斐があります。

 

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まとめ

 

和紙づくしのお店、紙舗直。日本画用紙専門店というわけではないので種類がとても豊富で楽しめます。なんとなくふらっと寄っただけの人でも見ごたえのある店内だと思います。

ワークショップや展示など和紙の普及活動を精力的に行われているようですので、かなりアーティスト気質なお店とも言えますね。

なんと、新潟にも工房があるようなので今度行ってみようかな。

いい感じの紙をお探しの方は、紙舗直へ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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